ICチップ搭載のアメックスゴールドカード

知人がこの度、アメックスゴールドを取得したのですが、郵送されてきたゴールドカードにはICチップが搭載されていました。アメックス側も今後発行するカードに対し段階的にICチップ搭載カードへ切替えて行くと公式webで謳っている通り、その動きは始まっているようです。
これでようやく日本発行のアメックスもICカードといえるモノになりました。
そもそも、なぜ今さらICチップを搭載するのか?

経済産業省は2020年までに、国内で流通するすべてのクレジットカードにICチップを搭載する目標をたてています。いわゆる東京五輪を見据え、安全性に優れたIC搭載カードとその決済に対応した店舗を普及させ、外国人観光客が安全性に不安を覚えないようにする必要があると判断したためで、当然といえば当然の流れですね。
と、同時に国内へ目を向けるとICチップ搭載が普及している欧州や韓国に比べ、国内主要カード会社が発行するカードの6割強にしかICチップが搭載されていない現状から、これを機に国内で流通するクレジットカードも全量ICチップ搭載化する目標を掲げたワケです。
ICチップ搭載100%の目標に向けて義務化が必要となれば割賦販売法の改正も視野に入れていることから、半ば強制に近いといえますねw
アメックスのカード更新周期は5年が一般的ですから、今年から発行・切替を開始しなければ2020年には全量切替えが間に合わないのかもしれません(あくまで推測です)。
また(2016年9月)現在、アメックスプラチナカードやANAアメックス、そしてデルタアメックスもICチップ搭載にて発行が開始されています。
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アメックスのICカードとは?

発表によればNFC(Near Field Communication)という非接触決済方法を搭載し、対象店舗(システム導入店舗?)では指定場所にタッチするだけで支払いが可能になるとのこと。
NFCについては「海外で多く利用されている決済方法」と敢えて記載されていますので、特に海外への渡航時には利便性が向上しそうです。
カードが届いたら暗証番号を登録しましょう
ICチップ搭載のアメックスゴールドを手にした場合、まず始めに暗証番号(4桁)を登録しておかないことには使い物になりません(今まで通りカードリーダーへ通し伝票へサインしなければならない)。そこで、暗証番号登録を行うのですが、方法は2つあります。
②:コールセンターへ電話し登録する
①のオンラインサービス登録は↓画像の流れとなります。

正直なところ、オンラインサービスでの登録は面倒なため、②のカードデスクへ電話し三者間通話で登録するのがオススメです。その際に不明な点はオペレーターに聞けば全て解消できますしね、合理的です。私は②の方法で暗証番号を登録しました。
これでようやくサインレスでの決済が可能となり、特に海外利用時でのスキミングなどの脅威からも逃れられるとうものです。
現在保有するアメックスゴールドにICチップが付いていない場合、カード番号が変更される点を差し引いてもセキュリティ面を考慮するならばICチップ付のカードへと切替えた方が良いかもしれません。