グランドハイアット福岡には「和室」の客室が2部屋、いずれも5Fに位置し、それぞれがスイートの設定です。今回はその2部屋のうち大きな方の「ジャパニーズ スイート②(85㎡)」へ滞在しました。
チェックインは5Fのグランドクラブ ラウンジにて行います。いつもであればサインをするだけで手続きは終了するのですが、今回は和室ということでターンダウン(寝室への布団設置)時間を事前に指示しなければなりませんでした。が、そこは適当にお任せし客室へと向かいます。
今回滞在した「ジャパニーズス イート②」は客室番号「502」で、グランドクラブ ラウンジの隣ともいえる配置です。(画像真中と3枚目を参照)同じ並びには少し小さめの和室「ジャパニーズ スイート①(50㎡)」と、プレジデンシャルの次に大きな「ディプロマット スイート(93㎡)」、またその各スイートとのコネクティングルームでも使用可能な小振りの「クラブルーム(2部屋)」の計5部屋のみ、グランド福岡内の客室で掃出しの窓から「庭」へ出ることが可能となっています。
その各客室の庭は、グランドクラブ ラウンジの庭園と隣接しており(画像赤の枠線)、他の客室とは少し変わった開放感を味わうことが可能です。
目次
Japanese Suite
入室すると2坪程のエントランスに、客室側と茶室側へのアプローチに分かれています。
まずは客室側へ向かうと、1間(約180cm)幅の畳敷廊下が続き、蹴上がりの右側に納戸(ウォークインクローゼット)が用意され、中にはネスプレッソ・冷蔵庫・ミニバー・その他諸々が設置されています。この辺は和室の景観を損ねない工夫といった処でしょうね。
Japanise Room 1(リビング)
廊下の最奥(突当り)が8畳のリビングです。関西から友人が来福していたので、グランド福岡まで足を運んでもらい、このリビングで夕方まで色々と談笑していました。座椅子は当然のことながら、脇息(きょうそく)も設置されているのは嬉しい設備ですね。
TVモニターも壁の中へビルトインされスマートです。ウェルカムアメニティはクッキーと各種フルーツでした。将棋盤も設置されていましたが、これは外国人ゲストを意識したものでしょうか?少なくとも私はホテルで将棋を指すことは無いですね。
Japanise Room 2(寝室)
コチラは6畳の和室で、客室の中庭に面した寝室となります。設備には鏡台にTVモニター、オーディオ、iPod用ドック等が設置されています。また、衣桁(いこう)は着物を着用される方向けです。
もともとハイアットのwebサイトで販売されていない客室から稼働率は低いと思われ、各設備の損傷・老朽化は少なく、何処にいても畳の香りが新鮮でした。
Deluxe Hinoki Bath(浴室)
グランド福岡「ジャパニーズ スイート」の「売り」のひとつは、中庭を望む「檜のビューバス」です。ちなみに、窓の外に見える柵の向こうはグランドクラブ ラウンジの庭園となっています。
洗面はシングルシンク、アメニティはスイート用の「REN」社製、トイレも併設されています。
浴槽もすのこも全て檜製ということから、浴室内は檜の良い香りでした。グランド福岡内では間違いなく最高のバスルームでしょう。
Japanese Tea Room(茶室)
この客室「ジャパニーズ スイート②」最大の特徴は、客室内に「茶室」が設置されているということです。通常であればホテルのパブリックスペースに設置するレベルの茶室が、この客室だけのために設計・設置されているのです。茶会は催さなくとも、特に外国人ゲストには嬉しい設備だと思います。
客室エントランスの左側が茶室へのアプローチとなり、(客室側の水屋からも入室できますが)躙口(にじりぐち)から3畳半の茶室へと入室が可能です。詳細はサブブログの方をご覧下さい。
兎に角、細部まで拘りが伺える造りで、心が落ち着く空間に仕上がっていました。
Garden(中庭)
フロアプランの図面が無いため上手く説明するのが難しいのですが、この中庭を取り囲むように、三方へ茶室・寝室・浴室が配置されています。明かり採りのある屋根付きの庭園ですから、雨天でも庭に出ることが可能です。ここから柵向こうのグランドクラブ ラウンジへアクセスできたら楽なのですがw
Grend Club Lounge(グランドクラブ ラウンジ)
画像はチェックインの際に撮影したものです。この時はタイミング良く他のゲストはいませんでしたが、やはり夏休みという時期だけにファミリーでの利用が多く、カクテルタイムやモーニングブッフェ時には待ち時間が発生するほど賑わっていました。
我々の場合は、滞在した客室がラウンジの隣ですし、都度様子が伺えます。よって混み合いを避けスムーズに利用できました。ティータイム・カクテルタイム・モーニングブッフェの画像を纏めて掲載します。ちなみに泡は「ランバン(H Lanvin & Fils Brut NV)」でした。
Bar FIZZ & Martinis
夕食後、B1Fの「Bar FIZZ(バー・フィズ)」へと足を運びます。スリランカ出身のスタッフにカメラを向けると、格好良くサーブしてくれました。英語・日本語共に堪能な優秀なスタッフですね。
また先月、ハイアットリージェンシー福岡リージェンシークラブラウンジのマネージャーが人事異動でコチラのBarへと着任されたこともあり、挨拶も兼ねて伺いました。
シャンパーニュとピアノライヴを楽しんだ後は、ロビー階(1F)のBarへと場所を移します。カクテルを中心に提供する「Bar Martinis(マティーニーズ)」です。ここではBlack Mojito(ブラック・モヒート)を美味しく頂きました。またこのBarはCigar(シガー)を豊富に揃えています。
Turn Down & Check-Out
客室へ帰ると、既にターンダウンは終了し、同時にアイスペールへの氷とウォーターボトル、ネスプレッソのカプセル補充が完了しています。また、バスソルトも補充されるのは助かりますね、再度浴槽へ湯を張りゆっくりとバスタイムです。
翌日はレイトチェックアウト(16:00)をリクエストしていましたので、フィットネスクラブ「クラブ オリンパス」で汗を流したり、隣接するキャナルシティでショッピングやランチを楽しみました。
滞在した「ジャパニーズ スイート②」は、4名のファミリー利用でも十分対応可能な客室です。80㎡を超えてくると、各設備にも詰め込み感は無く、むしろ余裕すら感じられる間取りとなります。