8月に久しぶりの海外出張が入ったので、自ら手配を行っていて気付いたのですが、ANA国際線のWeb割が無くなっていました。
数年前には国内線でもWebの利便性を広めるべくWeb割(確か一律2%引だったと記憶)が採用されていましたが、頃合いを見計らって終了した経緯があります。
ということは、国際線利用者にもようやくWeb手配が浸透した、と判断したのでしょうか。
しかし、国内線にしろ国際線にしろ、コールセンターの運営・人件費を抑える(事実、長崎に新社屋を建設し、事業所の縮小方針を打出している)事を考えれば割引率は別として、そのままWeb割を残してもよかったのでは?と個人的には考えます。
PCやスマートフォン・携帯電話の普及率から見ても、Webでの予約ができない環境を探す方が難しい中、サービスの一環とはいえ旅慣れた旅客の御用聞きではなく、寧ろ年配の方や予約に不慣れな方を助けるのが本来はコールセンターやデスクの役目のような気がしてなりません。
そのために国内・国際線共にWeb利用時のインセンティブは残しておいた方が、結果的にコールセンターの人的負荷と回線負荷が減る筈です。
さて、今回は取引先のアテンドで、若手経営陣3名に同行する旅となりました。
私も同世代で仲がよいため急きょ代打的に引き受けましたが、彼らも私のように何でもまずは自分でやってみないと気が済まない性格の人間で(普通は部下を派遣しますよね)、渡航先での彼らの行動力・発想力を見るのが今から楽しみのひとつになってます。
彼らのような若手事業者は、合理化を優先し、スケジュール管理などもパソコンやスマートフォンを使い、どこにいてもスグに確認できるシステムを構築し、秘書を含め削減できる経費は最大限に削ろうとします。勿論、移動の手配も宿泊の手配も全て自身で完結させます。
そして残ったお金を自由に投資します。
ここ数年で確立された「新たな階層」とも呼べる、今どきの経営者達ですね。
話は元に戻り、国際線Web割引は今年4月で終了、現在Web手配の際は「発券手数料無料」という形に変化していました。
微々たるインセンティブですがそれはいいとして、「コールセンター利用者からは手数料頂きます」的な表現方法はマイナスイメージしか残らず、なんだか勿体無いですね。