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ヒルトン京都
例年の如く、今年もこの時期(祇園祭開催)に合わせ京都へ足を運びました。
滞在先は、昨年(2024年)9月12日に開業した「ヒルトン京都」。客室は16タイプ5カテゴリー全313室の他、京都市内を一望可能なルーフトップバーを含む4つの料飲施設、エグゼクティブラウンジ、スパ、フィットネスセンター、屋内プール、宴会場や会議室などを兼ね備えた「ヒルトンの旗艦店」とも呼べるフラッグシップブランドですね。
昨年のこの時期はまだヒルトン京都が開業してなかったことから、京都駅八条口へ開業したばかりの「ダブルツリーbyヒルトン京都駅」へ滞在しました。
ヒルトン京都のロケーションは三条河原町エリアで、京都市役所の向い側といってもよいでしょう。
以前は「京都ロイヤルホテル&スパ」だったその跡地で、立地と面積的に、地価にすれば相当だと思われますw
フロント・ロビー
ホテルはトップ(ホテル外観)画像のよう「河原町通り」に面してしますが、京都特有の狭い間口からか?一旦(車一台分の幅の)狭い路地へ折れてからのアプローチとなっています。
そして表玄関を入ると、フロント・ロビーは5階まで美しい「格子」をあしらった吹き抜け、隣接するロビーラウンジやレストランも相まって、全く息苦しさを覚えない開放的な空間でした。
誰もが予想できる通り、通常ロビー周りは滞在するゲストで溢れているため、この画像↑は翌朝の鴨川ジョギング出発時(早朝6時過ぎ)に撮影しました。でないと、こんな無人の画は撮れませんw
その(ジョギングの)際に撮影した「御池大橋」からのひとコマ。ひとつ下流に見えるのは「三条大橋」です。
滞在前半は毎朝「鴨川」沿いをジョギングしたのですが、ウォーキングやジョギングを楽しんでいる方が結構多い印象。
また、今滞在中全般で天候には恵まれました。山鉾巡行当日を除いてはw
エグゼクティブキング シティービュー
続いては客室です、40㎡のエグゼクティブキング(シティービュー)を利用。
今回この客室に3泊しました。ちなみに残りの5泊は知人らとの合流もあり「ダブルツリーbyヒルトン京都駅」利用です。
室内は見ての通りで、水回りは壁のない全面ガラス張りのため、その効果もあり開放的で40㎡以上に広く感じます。
が、両サイドから引き戸で閉めれば独立したバスルームとなりますので、ご心配なくw
建具やファブリックに関しては、開業から1年も経過してないこともあり、どこを取っても(撮っても)新品です。
そして、バスアメニティ関係は他のヒルトンブランドと同じもが使用されており、エグゼクティブルーム標準装備のネスプレッソなど、他のヒルトン(やヒルトンブランド)と異なる点は見当たりません。
唯一、充実してると感じたのはミニバーですね。ワインやウイスキー、スパークリング、山崎の水など、充実のラインナップ。
ひとつ気になったことといえば、この「シティービュー」という名の客室です。
シティービューでない客室と景観が異なるのでしょうか?そもそも立地は鴨川沿いでないことから、何処を切り取ってもシティービューのような気がしますが、シティービューという名の付いた客室の方は若干客室料が高く設定されています。
ということを、そのままエグゼクティブラウンジのスタッフに問うてみると「シティービュールームとは、河原町通り沿いの西側と、京都市役所方面の北側に面する客室」なのだそうな。
であれば今回、私が滞在した客室からは京都市役所と並ぶ「ホテルオークラ京都」が見えましたので、北側向きのシティービュールームだったということですね。※トップ画像↑のホテル外観2面がシティービューとなります。
エグゼクティブラウンジ
ホテル最上階(9階)に位置するエグゼクティブラウンジは、坪庭を眺めながらのアプローチが素敵です。
チェックイン・アウト共にココで行いました。
京都の町屋をイメージしたそうで、奥に行くにつれ印象の変わる特徴的なデザイン。
コンシェルジュデスクに程近いモダンな洋風の空間(↑画像下段中央)と、フードスペースを挟んで(河原町通り沿いの)和な空間(↑画像下段右)とに分かれています。
その和の空間は「折上格天井(おりあげごうてんじょう)」で仕上げられた格式の高い造り。ですが、海外ゲストの目には、残念ながらほぼ映ってませんねw
ティータイム(オールデイスナック)
此方はチェックイン時にいただいた(ティータイム時の)珈琲とお菓子。
先に記したよう、洋と和の空間(テーブルスペース)の間に、このフードスペースが設けられています。これはドチラの席からもアクセスし易いためでしょう。
カクテルタイム(イブニングカクテル)
カクテルタイム時の数コマ。
京都を意識したフードメニューはありませんでしたが、京丹波に蒸留所を構える「京都みやこ蒸溜所」の「京都ウイスキー」が提供されていました。モルト&グレーンのブレンデッドウイスキーで、ラベルがなんと「西陣織」です。ラベルの方が高そうw
ちなみに泡はシャンパーニュでなく、スパークリングワインの「シャンドン」でした。
そして、此方もエグゼクティブラウンジの一部で、利用ゲストが多い時に解放される隣接した空間です。
が、滞在中に誕生日を迎えた私にホテルサイドから「バースデープチケーキ」と共にこの「特別空間」を提供していただけました、感謝。
モーニングブッフェ(朝食)
朝食は1Fレストランの「テオリ」も利用可能なため、エグゼクティブラウンジを利用するゲストは少なく、ゆっくりと時間を掛けて朝食を楽しみたい人にはむしろオススメだといえます。
ちなみに、エグゼクティブラウンジは河原町通り沿いのシティービュー(画像↑下段真中で、眼下を眺めるに「本能寺ビュー」とも呼べます)。
なお、画像↑下段右のプチケーキは、バースデーでホテルからいただいたものです(2個目w)。
エッグコーナー等はありませんが、メニュー表から「オムレツ」や「フレンチトースト」などの各種オーダーが可能で、美味しくいただきました。
オールデイダイニング「テオリ」(朝食)
ヒルトンオナーズのダイヤモンドメンバーやエグゼクティブルーム宿泊者の場合、エグゼクティブラウンジ以外でも朝食が無料提供されます。
ということで、ヒルトン京都1階に位置するオールデイダイニング「テオリ」も朝食利用しました。
中央のオープンキッチンを囲むようにフードが並び、またエッグコーナーや京都ラーメンなどを提供するライブキッチン、焼きたての自家製ペストリーなど、かなり充実したブッフェです。
オーダーメニューのオムレツや、アイス抹茶ラテなど色々と楽しんだなかで、個人的には京都ラーメンが美味かったw
そして、これは仕方のないことですが、レストラン内は相当に混み合います。なので、静かにゆっくりと朝食を楽しみたい場合はエグゼクティブラウンジがオススメです。
ラティスラウンジ
1階フロント横にはロビーラウンジ&バーの「ラティスラウンジ」が併設されています。フロントの一部、といってもよいでしょう。
先↑のブッフェ会場である「テオリ」へ足を運ぶ際には必ずこの前を行き来します。軽食やカフェメニュー、季節のフルーツや京都産の食材を使用したオリジナルのアフタヌーンティーなどを提供。
私は利用しませんでしたが、エグゼクティブラウンジでバースデー記念にいただいたプチケーキ(2個)はココで販売されていました。なんと1個1,800円というのを目撃w
クラウドネスト・ルーフトップバー
一方、此方はホテル屋上に位置するルーフトップバー「クラウドネスト」です。
東山連峰や八坂の塔など、京都の街並を一望でき「五山の送り火」も観賞可能なロケーションですね。しかし、7月31日で春季の営業を終了し、秋季の営業再開は9月下旬からを予定しているそうな。
ちなみに、8月は16日のみ「五山の送り火鑑賞会」を完全予約制で開催する予定も、既に予約で満席らしい。
滞在中は私も足を運びましたが、直前のスコールで(ソファーに座れなくなったため)入店したものの、オーダーできずクローズされたというw
その屋根のないロケーションから「雨に弱い」ですね。
まとめ
ということで、3日間の滞在を終え感じたことは、開業から約1年が経過したなかで、オペレーションはスムーズ、かつスタッフのホスピタリティは非常に高いという印象を持ちました。
そのスタッフも(京都というロケーションもあり)外国人スタッフの割合は多めですが、細かな気配りや配慮に幾度も感謝した次第です。
特にエグゼクティブラウンジのコンシェルジュは会話すると楽しい方々が多かった(完全個人的目線w)。
兎にも角にも、ハード・ソフトの両面で高得点、個人的にはリピートしたいホテルだといえますし、京都滞在にはオススメできます。
そして、その滞在をさらに快適にするべく、事前にヒルトンオナーズの上級会員を取得しておけば、準備は完璧ですね。
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