画像はANAホールディングス(ANA HD)が20機導入を決めた「ボーイング777-9X型機」です。
同時にボーイング787-9型機を14機、ボーイング777-300ER型機は6機の合計40機を発注確定しました。その額「$13 billion at list prices(約1兆3300億円)」です。
⇒Boeing, All Nippon Airways Finalize Order for 40 Widebody Airplanes
政府専用機の整備委託先をJALからANAへ変更
政府は8月4日、皇族や首相の外国訪問に利用される政府専用機の整備委託先について、これまでの日本航空(JAL)から全日空(ANA)に変更する方針を固めました。
現在の政府専用機は、政府が平成3年に取得した「ボーイング747-400」を運用しているものの、航空各社が新型機に切替えを進めるなか、国内では同機を扱う航空会社がなくなり、整備委託が困難になったことから、平成31年度に「ボーイング777-300ER」を導入し、現在の「747」は退役させるそうです。確かにANAの747も退役したので、国内キャリアでは見ることが無くなりましたね。
最新鋭の787だと中型機のためスペース的に厳しいことや、エアバスでなく今後もボーイング社製を利用するのはアメリカを意識した政治的な判断もあってのことでしょう。
また、政府はコスト面を中心に2社(JAL・ANA)の提案を検討した結果、次期政府専用機と同型機の保有数がJALよりもANAの方が多く、整備実績があることなども勘案し、ANAへ委託先を変更することにしたそうです。
まぁ、この辺りの委託先切替えについても、単純にコスト面以外に様々な事情があるのでしょうね。