アンダーズ東京のエレベーター内に飾られている「和紙の型押しアート」を見た際、スグに連想したモノは「和菓子」、いわゆる「落雁(らくがん)」という型押しの干菓子でした。おそらくそこ(落雁)からインスピレーションを受け、その(落雁)技法を用いたアートなのでしょう、素敵ですね。
「鯛や小槌」等、日本古来の「めでたい」モチーフを中心に、かつ日本を代表する花である「桜」が散りばめられています。ということで、今年(2014年)6月11日に開業したアンダーズ東京へ遅まきながら滞在しました。
目次
ARRIVAL & Check-In
チェックイン当日は生憎の雨模様で外観の撮影は諦めました。また、タクシーでの到着ということもあり1Fの車寄せで降車し、ドアマンと共にエントランス(1F)からレセプション(51F)まで直通エレベーターにて一気に上がります。
兎に角、天井が高く解放感タップリの51Fは「レセプション兼ラウンジ」とレストラン&バーの「tavern(タヴァン)」、各種スタジオ(会議室・ホール)となっています。
この日はアメックスの懇親会が催されていました。
Andaz Guest Lounge
アンダーズラウンジは宿泊ゲスト専用でラウンジとしての機能は当然のこと、チェックイン作業等レセプション機能も兼ねたスペースとなっています。コンセプトの違いとはいえ、パーク東京のような堅苦しさは皆無ですね。チェックイン手続き中、マネージャーからご挨拶を頂きました。
カクテルアワー時には赤白各1種のワインと、カナッペ等の簡単な「おつまみ」を提供。また、モーニング時(↓サムネイル3枚目)にはフレッシュジュースとクロワッサン、そして常時クッキーやソフトドリンク(オーダー制)は無料で提供されます。
Andaz Tower View Room King
今回滞在したフロアは50Fの「タワービュールーム キング(50㎡)」です。
アンダーズ東京では一般客室のカテゴリとして大きく「アンダーズルーム(50㎡)」と「ビュールーム(50㎡)」とに区分されており、(おそらく)配置上景観の良い客室が「ビュールーム」と呼ばれ若干高めの料金設定になっています。
さらに、ビュールームには「タワービュー」と「ベイビュー」とがあり、タワービューの方が人気だそうです。ダイヤモンドメンバーの特典対応なのか?今回は予約時のアンダーズルームからタワービューへ(一応)アップグレードして頂きました(感謝)
入室すると、手前(エントランス)側にクローゼット、トイレ、バスルーム等の水回りが集約されており、真っ直ぐ奥が居住空間という一般的な配置です。
クローゼットや水回りのプライベート空間は、各ドアを閉じることにより独立したスペースにすることも可能な造りとなっています(↑サムネイル2枚目と3枚目)。
ナイトウェアは「浴衣」、スリッパも日本的な柄で、この辺りは外国人ゲストを意識た演出でしょう。また、洗面の天板は木製の1枚板で設(しつら)えられ高級感があるものの、大理石製とは異なり木製だけに傷みやすく後々のメンテナンスは大変だと感じます。
バスルームは広めの造りでバスタブも大きいのですが、少し深さが足りませんでした。半身浴でゆったり入浴するシーンを想定しているのであれば、モニターは設置して欲しい処ですね。
ネスプレッソと冷蔵庫内のソフトドリンク、ミニバーのスナックについては無料です。
東京タワー方面が一望できる「タワービュールーム」、チェックイン直後は天候が悪く、その景観を楽しむことはできませんでした。
窓側のデッドスペースが気になりましたが、大型のソファーと木製のテーブル、ワークデスクと総じてシンプルかつ備品も最小限で無駄の無い空間といった処です。
View
会食から帰ってきた頃には雨も上がり、アンダーズ東京の売りでもある景観を堪能しました。
前日の雨の効果からスモッグも取除かれ、翌朝は視界の良い見事な快晴となり(六本木ヒルズに邪魔されてますが)富士山が客室から綺麗に見えました。
Andaz Tavern
朝食会場は51Fのレストラン「tavern(タヴァン)」、こちらは今滞在の客室と反対側の景観です。よって「ベイビュールーム」の景観はスカイツリーが楽しめるということですね。
ブッフェの内容や品目数は一般的ですが、個々の好みで選択可能な「プレート(皿)」が充実しています。プレートのデザインひとつで料理の見栄えは変わるというもの、個人的にかなり高得点です。
ちなみに朝食ブッフェの価格は4,500円(税込)ですが、ダイヤモンドメンバーには無料で提供されます。平日だったこともあり、利用しているゲストはほぼビジネスマンで、日本人より欧米系を中心とした外国人ゲストの方が多い印象でした。
Check-Out
此度の滞在は出張ということで(虎ノ門ヒルズを含め)ゆっくり堪能する時間は取れませんでしたが、次回はプライベートで利用したいと考えています。唯一利用したのは「BeBu(ビブ)」だけです。
また、オープン直後の状況を聞いていたのとは異なり、各スタッフ目の行き届いた対応で気持ちの良い接客でしたし、少しは落ちついたような感じを受けました。