既に周知されていますが、8月5日にアメリカン・エキスプレス(以下、アメックス)から「JALマイレージバンクへの移行サービス終了」の案内が行われました。
これにより2014年2月1日から、アメックス(プロパー)発行カードのポイントをJALマイルへ移行することができなくなります。それは「スーパーエアラインカード」と謳い、鳴り物入りでロンチされた「アメックス・スカイトラベラー」、「アメックス・スカイトラベラー・プレミア」の2枚も同じことで、JALへのポイント移行が今後不可能となります。100円⇒3マイル、100円⇒5マイルの高還元カードでしたから、紅組(JAL)マイラーには非常に残念なお知らせでしょう。
とはいえ、青組(ANA)マイラーにとっては今後も「高還元カード」に変わりはありませんね。
JALアメックス プラチナカードの台頭
上記の流れから、今後のJALマイル高還元カードは「JALアメックス プラチナカード」へと変わります。このカードはエアキャリア(JAL)が用意した本家JALカードであると同時に、発行元が三菱UFJニコス(以下、MUFG)のアメックスブランドとなり、現在100円⇒4マイルの還元を誇るカードです。
また先のスカイトラベラー系が「航空券購入代金」のみ「100円⇒3マイル(スカイトラベラー)」若しくは「100円⇒5マイル(プレミア)」で、それ以外の全ての消費(決済)に関しては「100円⇒1マイル」であるのとは異なり、JALアメックスの場合はJALカードとしての特色も持ち合わせています。
JALカード ショッピングマイル・プレミアム
「ショッピングマイル・プレミアム」はJALカードにのみ備わっている機能で、通常は年会費3,150円が別途必要となります。しかし、プラチナ及びClub-Aゴールドカードについては基本機能として付帯しており参加費は発生しません。
JAL特約店の概念がない「スカイトラベラー系」では100円⇒1マイルも、「JALカード」決済では100円⇒2マイルと2倍の差が発生しますので、上手く利用すれば大きくその差を実感できるでしょう。
アドオンマイル
「アドオンマイル」は数あるJALカードの中でも「JALアメックス プラチナカード」及び「JALアメックス Club-Aゴールド」にのみ備わっている機能です。
以下の商品を決済した場合、先のショッピングマイル・プレミアムと合わせて、プラチナ「100円⇒計4マイル」、Club-Aゴールド「100円⇒計3マイル」となります。
こうやってJALマイルに特化した視点で比較すれば、「JALアメックス Club-Aゴールド」は「スカイトラベラー」と、「JALアメックス プラチナ」は「スカイトラベラープレミア」と何ら遜色無い、若しくはそれ以上のポテンシャルを持ったカードといえますね。
此度の電撃的ともいえるアメックスからの「JALマイル移行終了通知」ですが、これに限らず「付帯ベネフィットは永続ではない(保証されない)」という事実でもあり、今回それを改めて認識させられる案内でした。
しかし我々にはその変更や流れに対して、先に「見切る」ことや「切替える」こと、また「両方使用する」ことすら自由に行える「選択肢」があります。
JALマイラーには、今後のカード編成を考慮するひとつのタイミングなのかもしれませんね。